エゴ本来の仕事は物質次元での経験を積むこと
<質問:日本でも、友達に「もう私がいない」という人がいるのですが、(中略)>
(中略)
エゴには、エゴ本来の働きがあって、エゴが純粋にその働きだけをしている状態を「エゴがない」といっているだけです。実際にはエゴが存在していないのではなく、エゴが本来の働きをしているだけです。エゴの仕事というのは、皆さん一人ひとりが個別の経験を積めるようにすることです。エゴは性格の構造であり、物質次元において経験を積むことを可能にします。エゴの仕事は、これだけです。
エゴに、エゴ本来の働き以上の仕事をさせてしまうと、そのエゴはネガティブなエゴとなることがあります。そのネガティブなエゴを手放すと、エゴがなくなったように感じるのですが、実際は、エゴがエゴ本来の働きをしているので、エゴの存在を感じられなくなっただけです。
エゴを完全に手放してしまうと、肉体次元では存在できずに死んでしまいます。スピリットの次元では、皆さんが理解しているようなエゴではなく、自分自身のアイデンティティは感じられますが、物質次元でのエゴとは違った形で表現されます。
<質問:では、「私はいない」を目指して頑張っている人たちは、そもそも遊び方(ゲームのやり方)が違うということですよね?>
少し違っていますね。本来は、「自分自身の全パーソナリティーとエゴを調和させたら、エゴの感じ方が今までとは違ってくる」というゲームです。