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2013年6月15日土曜日

全ては、目覚めが起きれば全て解決される。 なぜなら、自分には何一つ必要なものはない、 他者にも何一つ必要なものはない、 自分や他者や全てが、すでに完全に満たされている、と明確に理解するからだ。

("それ"は在る ある御方と探究者の対話/ヘルメス・J・シャンブ)より

探求者は尋ねた。
「師よ、私にはまだまだたくさん知りたいことがあります。
神とは何か、悟り、解脱、ヨーガ、マントラ、超自然能力、奇跡、
人を一瞬にして癒すヒーリング、祈り、次元上昇とは何か……。
質問だらけです。
どうか、全て答えて頂けますか?
私は全てを身につけたいのです」
「まず、目覚めなさい。
それだけだ」
「はい、しかしそれら全てを身につけたいのです。
知りたいのです」
「習得してどうするのかね?」
「もちろん、人の役に立ちたいのです」
「幻想とは変化である。変化とは永遠ではない。
よって、永遠でないものに、永遠の幸福はない。
それでどうして、本当に人を救うことができるだろぅか。
もちろん、多少は役に立つだろうが、世界を救うことは不可能だ。
だが、<本当の私>には世界を救うこともまた可能なのだ。
幻想世界は、それが幻想ゆえにいずれ消え去るものだ。
そこで何を求め、何を得られるというのだろう。
得られるものはまた、全て消え去る運命にあるものなのだ」
「・・・そうですね。確かにそうです」

ある御方は答えた。
「いいかね、
それら全ては、目覚めが起きれば全て解決される。
なぜなら、自分には何一つ必要なものはない、
他者にも何一つ必要なものはない、
自分や他者や全てが、すでに完全に満たされている、と明確に理解するからだ。
だからこそ、なんら力のない幻想、すなわち現象に余計な時間を費やさず、
何よりも直接目覚めを探求すべきだ。
まず目覚め、それから世界で遊びなさい」
「確かにそうかもしれません。おっしゃる通りです。
では、どうすれば目覚めが起きるのか、どうすれば悟れるのか、
どうか教えて頂けますか?」





ありがとうございます。


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